子育てをしていると、感情コントロールが必要な場面に多くぶつかると思います。私は20代の頃、感情コントロールが上手に出来なくて悩んだことがありました。何冊か本を読んでみましたが、感情コントロールが出来るようにはなりませんでした。(選んだ本が良くなかったのでしょう…。)そのまま子育てを始めたのですが、感情コントロールがうまくできないことで、またたくさんの壁にぶつかりました。

子育てを始めてからたくさんの育児書を読んだのですが、本にはこのように子育てをすると良い…という方法がいろいろと書かれていて、わかりはするけれど、感情が付いてこない…。どんなに、○○が大事、等のノウハウを知っても、感情をコントロールすることができない。子供に感情的になるとどのような弊害があるのか…など、感情をコントロールすることが大切だとはわかるのだけれど、その感情がコントロールできない。息抜きをしてみましょう、とか自分の時間を持ちましょうなどが書かれていて、そのように息抜きをしてみてもやっぱり無理。
感情コントロールが出来ない自分自身が本当に嫌になったし、ダメな母親だなぁと自分を責めたりもしました。


でも、今になってわかったことは、私は感情コントロールを正しい手順で学べていなかっただけだった、ということです。

私の母は毒親だったので、私は自分の感情を押し殺して親に従順に生きてきました。
感情をコントロールするのではなく、感情を押し殺して心の底にため込んできたから、ため込んでしまった悪い感情が心の底に溜まってしまっていて、コントロールどころではありませんでした。


感情コントロールをするためには、まずは心の中を綺麗にする必要があります。

溜まってしまった憎しみや恨み、悲しみ、寂しさの感情を一つずつ解放してあげる。
この作業は、何か月も何年もかかったけれど、もう一度当時に戻って悲しんだり憎んだり…一つずつ感情を味わって解放しました。思い返して何度も泣きました。親へも感情を返しました。
そして、すべての感情を味わい尽くしたら…あとは、「これは私の魂の成長のために必要なことだったのだ。」と、自分の人生を受け入れました。


その後は何か嫌な感情が沸き起こる度に、感情を抑え込まず、自分に「苦しいね、辛いね」と声をかけてあげて、すべての感情を自分で受け入れてあげました。

本来なら母親がするべきこと…なのかもしれません。
自分の感情を受け入れ肯定してあげる。
「寂しい」「悲しい」「悔しい」「腹が立つ」「辛い」「憎い」…
どんなに悪い感情も、「わかるよ」って肯定して理解してあげる。

それが本当の感情コントロールの仕方。



今、感情コントロールが出来ていなくても、大丈夫。必ずできるようになります。
何故なら、できない人はただ、今までやり方を知らなかっただけだと思うからです。手取り足取り、教えてもらえなかっただけなのです。
感情コントロールが出来る人は、近くにいた人に「受け入れてもらって、やり方を手取り足取り教わっていた」から出来るだけなのです。自分にはそれがなかっただけなのです。
だから感情コントロールが出来ない自分を、責める必要はありません。



悪い感情は誰にでもある感情だから、そんな感情が浮いてきても、自分を決して責めずに「そうだよね」って受け入れてあげればいい。
「辛いんだよ。苦しいんだよ。」って、まずは自分の心の声を言葉にしてあげればいい。
それで、まるで母親が自分に言ってくれるかのように、「そうだよね。辛いね。大丈夫だよ。」って、自分に声をかけてあげればいい。
すこしずつ練習していけば皆できるようになります。最初はうまくいかなくても、続けていくとだんだん自分の中にもう一人の「おかあさん」が顔を出す。

もしも、感情コントロールが上手にできなくて悩んでいる人がいたら…
絶対に自分を責めないであげてほしい。正しい方法がわかって練習を積んでいけば、皆できることだから。私も感情コントロールが出来なかったけれど、今は大分できるようになりました。
一つずつ、感情には意味があります。
その環境が苦しいとか、辛いとかを自分自身に知らせてくれたり、そのことが好きだということに気づかせてくれる。だから感情はとても大切なものです。決して感情を否定してはいけません。また、感情が大切と言っても、その感情を助長し、増幅することは良いことではありません。感情は自分自身のことを理解するためにあるのであり、自分自身の環境などを理解することが出来たら、その感情は後はしっかりと味わい、受け入れることで消化すれば良いのです。